先輩経営者からのメッセージ

バーの先輩経営者

冨士原 慶宣

自分を楽しむ、良いサイクルのところに良いものが集まる

冨士原 慶宣ダイニングカフェバー(平成11年開業 )

料理が好きで調理師学校へ。卒業後はレストラン開業を目指しながら色々な飲食店で働いたりしたが、音楽好きもあり、一時期、音楽バンドの道へ。カフェで働き始めた時、コーヒーの魅力にはまったという。念願の自分の店、魅力にはまったカフェ店を平成23年に開業。店名は「コーヒー バー フレンチ」。当初は、立地が良いわけでない上に、知名度もなく、マネジメント経験もなく売り方も経営も分からず、2年ほどは本当に苦しかったと語る。それでも続けられたのは、現在の店でも人気のエスプレッソの粉を入れたカルボナーラやドリアが珍しいと、メディアで取り上げていただいたことも大きかったが、それ以上にお客様がどうしたらリピートしてくれるのか、人からモノを買うということがどういうことなのか。500円のコーヒーでも価値があれば5,000円でも注文してくれる、お客様は、そんなことは分かるんだ」ということを意識して、どのようにして運営していけば良いのか分かってきた頃、軌道に乗ったことを感じたという。そんな頃には店のウリがよく分からない店名だと気づいた、と語る。フレンチはフレンチコーヒーの意味だったのに、お客様はフレンチ料理のフレンチと捉えて来店。しかし気づいた時には認知度も上がっていて変更出来ない状況だった。良い立地に移りたい、規模の小さなお店から、もう少し広いお店に、と移転をきっかけに店名を「自分」にこだわっていきたいと「fujiwara」に変更した。移転後は、コーヒーとワインをメインに、前店でも人気だった“エスプレッソ カルボナーラ”などの料理を楽しみに来店するお客様で賑わっている。営業は17時~深夜1時。それでも〆のラーメンならぬ〆のコーヒーを飲みに来店されるお客様やお料理とワインを楽しんだ後、帰る前にコーヒーを、というお客様が多いという。 6年間お店を続けてきた秘訣は「諦めないこと」と「いかに人生を楽しむか」と語り、いつ潰れても良いと思いながら、そして自分の人生だから自分を楽しく生きている。そうするとお客様は、ついてきてくれる。不安などで悩んで頭を抱えていても何も始まらない。独立した意味もない、と話す。 淡々とそう語りながらも毎年コーヒーマスターズの大会にもチャレンジし、美味しいコーヒーでお客様が楽しんでいただくことに力をいれている。 今は月に1度、ディスコイベントを行っているが、大好きな音楽を絡めたことも今後やっていきたい。少し余裕が出たら経営の勉強や色々なものを吸収するため、海外の色々な国にも訪れたいと、あくなき探究心を覗かせている。

その他のバーの先輩経営者

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人の成長は店の成長!信頼し人を育てることを大切に店を続けていきたい!

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 学生の頃から漠然と、飲食店をいつかはじめたいという想いを持っていたという高橋氏。 卒業後は会社員として働き続けてきたが、昔から…続きを読む

土井樹利

笑顔とおでんであなたを癒す♡

土井樹利バー(平成27年開業)

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中村 誠吾

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中村 誠吾バー(平成22年開業 )

プロのJAZZサックス奏者を父に持つ中村氏。 幼少期から常にJAZZの流れる空間で育ち、そのような空間を沢山の方々に感じていただ…続きを読む

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