元々、食を通じて、留萌地域の発展に寄与できないか!という事について、いつも考えていた。この地の美しい情景をお菓子に込め、伝えていきたいとの志を持った父親が、“夕日のまちのお菓子屋さんルモンド”を設立したのは、1976年の事だ。その志を、1991年に引き継いだ。地域の素材を活かし、地域の方々に、出来立てを提供するお店として、日々精進している。人気メニューは、地元増毛産のはちみつをたっぷり使った、「みつばちリング・みつばちロール」だそうだ。2代の長きにわたり愛され続ける秘訣は、“決して素材の質を落とさない事”で、「売り手良し!買い手良し!世間良し!の三方良し!」でなければならないという思いからだ。商売として、経営コストは、もちろん大事にするが、“全てはお客様のために!”という意識で、作り続けている。これから開業される方へは、「誰か一人でも、そのプランを認めてくれる人がいるのなら、実行すべき!」と一歩を踏み出すきっかけを大事にして欲しい、とエールを贈る。今後は、ここでしか食べられないモノを提供し、留萌の風景ごと提供できるCafeを作る事も視野に入れ、今日もお菓子を作り続ける。