先輩経営者からのメッセージ

埼玉の先輩経営者

萩原 栄子

30年も40年通ってきてくれるお客様のために、変わらない味を提供し続けて行く!

萩原 栄子 焼きそば(1952年開業 )

現在三代目として、店を切り盛りしている萩原氏の母親の叔母が、昭和27年に埼玉県熊谷市石原で焼きそばを売り始めたのがはじまりだという。以来代々女性に店舗が受け継がれてきたのだという。「叔母は60代後半で店を出しました、もともとは傘張りを家業としていた家でした。当初も事業というよりは、女性の内職のような位置づけでした。」そう萩原氏は語る。「初代にあたる叔母は、非常に味覚やこだわりが強かったと聞いています。一つ一つの材料を吟味し、仕入先や調理方法も試行錯誤を繰り返し、今の焼そばを作りました。」

他にはない細麺で少し歯ごたえのあり油っぽくなく、高齢者でも食べられる美味しい焼そばは、開業当初から評判になり二代目三代目と店が変わっても30年40年通って来てくれるお客様が多いのだという。

現在のお店に移転したのは約20年前三代目の代になってからだ、店の立地は駅から離れた住宅地のさらに路地を入ったところにあり、初めてでは迷いそうな場所にある。そんな立地でも、昼時になると地元の常連客が車でお持ち帰りを注文にきたり、評判を聞きつけたお客様が遠方から評判の「焼そば」を食べに来る。

シンプルな「焼そば」という料理だが強いこだわりがある。「母の叔母が試行錯誤をして作った味や調理方法は今も全く変えていません。同じ味を出すために苦心したのは、材料を仕入れる業者さんが長年の間に廃業してしまったりすることでした、イカやソース・ラードなど。そんな時はメーカーに直接連絡を取り交渉したりしました。当時使用していた細目の焼そばの麺を注文していた製麺所が廃業した時には、もう自分で作るしかないと製麺機を購入し自家製麺に切り替えました。」「材料や仕入れ先を変えてしまうことは、その味を求めてきてくれるお客様を裏切ることになってしまう。でも同じ味を守る為にかける手間や工夫を苦労とは思っていません。本当に商売は楽しいんですよ。」と荻原氏は今後も、代々受け継がれてきた変わらない味を守っていく。

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