どんなお店にもコンセプトが必要です。
飲食店に限定するならば、例えば「中世ヨーロッパ風」などぼんやりとした抽象的なイメージではなく、お客様に「より具体的な利用イメージ」が伝わるかどうかが考え方のポイントになります。
では、業態とは具体的に何でしょうか。
業態とは次の7つの要素を満たすものを言います。
①何を(WHAT)
例)オーガニックジュース
②誰に(WHO)
例)健康や美容志向の高いOL
③何のために(WHY)
例)通勤しながら飲めるもの
④いつ(WHEN)
例)出勤前の通勤時間
⑤どこで(WHERE)
例)ビジネス街
⑥どのように(HOW)
例)通勤時間を使って手軽に美活できる
⑦いくらで(HOW MUCH)
例)500円以内で
これらをすべてクリアにしておくことが、お店づくりの第一歩です。
料理ありきではなく、あくまで現実的思考が大切なのです。
くれぐれも順番を逆にしないようにしてください。
中でも「どのように」「いくら」で売るのかは、とくに重要といえます。
また、過去の発想にとわれて決めないことも大切です。
たとえばコーヒーも売り方を工夫することで既存の2倍の価格で成立させることも考えられます。
こうした思考がつまり、コンセプトなのです。