先輩経営者からのメッセージ

北海道(道央)の先輩経営者

安岡 清人

“美味しい”は、当たり前。 “笑って”帰ってもらうサービスも美味しさのひとつ 

安岡 清人まぐろ専門店(平成16年開業 )

 22年間、飲食店の調理人として働いていたとき、奥様がパートで働いていた魚屋さんが「海鮮料理まぐろ屋」として、まぐろ専門の料理店を(現住所同じ)オープンすることになり、その調理人として招かれたそうだ。働き始めて4年目「この店を買わないか?!」と打診された時「いつかは店を持ちたい」と思っていたので、お金の苦労や経営できるか、不安は沢山あったが、自分の店として平成16年の開業に至ったという。
店主になったころは、お店の借金はもちろん、家の借金もある上、子供が二人とも私立高校。それでも何とか経営できたのは、景気が良かったことはもちろんだが、「海鮮料理まぐろ屋」で経営していた4年間の業態を変更せず、そのままのスタイルで営業したから、だと語る。
自分の店になったから、自分たちの好きなように出来るが、居酒屋とか他の業態に変更していたら、どうなっていたか分からない。経営が変わってもリピーターも居たし、まぐろに特化していたからこそ、4年後に訪れた不景気(リーマンショック)も乗り越え、今でも何とか続けていられる、と話す。
現在は、自分の店になる前からお客様のサービスに努めていた奥様と二人三脚での営業。
看板メニューの特製まぐろ丼は、秘伝の継ぎ足し特製だれの味とボリューム感そして値ごろ感がお客様の心を捉え、自家製の味付けとよく練ることによりフワフワっとした食感が好評のねぎとろ丼を筆頭に、まぐろの仕入にも目を利かせ妥協を許さず、自信を持って出していること、まぐろ料理以外にも旬の味覚も好評だそうだ。さらに店名に冠している「笑み処」はお腹一杯食べて笑って帰ってもらいたいという思いを込め、サービスにも人一倍心を込めている。
和食調理人をしている次男が将来、この店を継いでくれると嬉しいと語りながら『商売は本当に大変で、経営の厳しい時代。分からないことは、恥ずかしがらずに聞く、そして助けてもらえることは助けてもらうことが大事。人は必ず何か食べる、他に負けない特徴が必要だと思う』と、これからお店を出すことを考えている人にエールを贈る。 

その他の北海道(道央)の先輩経営者

西澤一暢 

1ケ月に一度来ていただくお店ではなく、1週間に1度は来ていただけるお店作り

西澤一暢 居酒屋(2012年5月)

 16歳から料理の道に入った時から「いつか自分のお店を持ちたい」と漠然とした夢を持っていた。札幌の飲食店で修業を積んでいた時、ご縁…続きを読む

小笠原 修平

「日常の中でふらっと立ち寄れるお店」

小笠原 修平居酒屋(2008年1月創業 )

小笠原氏は、サラリーマン時代に、マーケティング、販促の仕事をしてきた経験を活かして、広告代理店経営で起業。飲食店開業のきっかけは、…続きを読む

渡邊 智紀

「お客様にとっての第2!第3!の家でありたい!」

渡邊 智紀レストラン(2010年創業 )

家業が飲食店で、幼少期から、心を込めて「いらっしゃいませ」と言っていた。 学生時代に飲食店でアルバイトをした経験から、お客様は、…続きを読む

業種から探す 地域から探す
お問い合わせ

飲食経営に関するアドバイスやコンサルティングをご希望の方や、協会の活動に関するお問い合わせはこちらから