先輩経営者からのメッセージ

東京都の先輩経営者

中村 誠一

本場讃岐のうどんの美味しさを伝えたい

中村 誠一うどん(2014年開業 )

中村氏が飲食店開業を志したのは、もともと父親が飲食店を経営していたということもあり自然と飲食の道に進み独立も考えたのだという。開業するまでは、都内のうどん店や居酒屋での仕事で経験を積みうどんの本場香川県でも修業を積んだ。讃岐うどんの店を開業したいと思ったきっかけは、都内の飲食店で働いていた当時の職場の上司に、本場の讃岐うどんの美味しさを聞き、会社の休みを利用して香川に食べに行った際に、いりこの出汁の美味しさや本場の手打ちうどんの美味しさに衝撃をうけたのがきっかけだったという。

「やるなら手打ちの本格讃岐うどんにしよう。そうその時に決めました。」「すぐ次の年に修業先を探しに出かけました。何軒か店を回りながら『ここで働かせて下さい。』とお願いしたりしました。お店の人はびっくりしていましたけどね(笑)」と中村氏は当時を振り返る。

なかなかすぐに受け入れてくれる修業先は見つからなかったようだが、あきらめずに次の年には都内から香川に住む場所を移し、修業を開始したのだという。その後約6年間うどんの本場香川でお店を回りながら手打ちうどんの修行を積んだ。

その後東京に戻り2014年『本格讃岐手打ちうどん なかむら家』を開業した。「本場の讃岐うどんの美味しさをお客様には感じて頂きたい。そのために材料は本場と同じものを取り寄せています。」「香川の製粉所から取り寄せた粉は、ブレンドの仕方や粉の引き方が関東で仕入れる材料と違うため、どうしても香川から取り寄せて使わないと味が変わってしまうんです。」「そのほか出汁に使ういりこは瀬戸内海の伊吹島産を使い、かまぼこやちくわ、たこ天なども香川の老舗蒲鉾店から取り寄せて、本場の味を楽しんで頂けるようにしています。」と中村氏はこだわりを語る。

開業したばかりだが、手打ちで提供される本場香川のうどんの味に、常連客も徐々についてくれているという。まずは地域のお客様に、「本場の讃岐うどんの美味しさ」をもっと知って頂けるように、毎日一歩づつ進んでいきたいとのことだ。

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