先輩経営者からのメッセージ

カフェの先輩経営者

佐藤 孝一

先代の思いを引き継ぎ、非日常を味わえる空間を大切に

代表取締役佐藤 孝一カフェ(平成元年開業)

先代である父が旭岳の麓で窯を築いて陶芸をしていたが、29年前に窯を移転して、サロンと喫茶店を隣接させた、アートギャラリーとして開業。ものづくりの拠点として国際交流の場でもあったお店を、先代が亡くなった後に引き継いだ佐藤氏だったが、初めは不安で仕方なかったそうだ。
バスも走っていない場所なので、冬の5か月間は天候に左右されやすく、冬の運転となるとお客様が半減するため、その状態で雇用の確保や従業員のモチベーションを維持するために、必死だったと語る。
イベントを企画したりこちらから仕掛けるなど、どうしたらお客様を増やしていけるのか、模索しながら続けてきたそうだ。
13年前に現在のスタイルにリニューアルし、縁ある作家さんの作品の展示や、父の遺作展として陶芸品の展示スペースが隣接し、さらには新緑新芽の時期はカフェから見える庭が美しく、町外から非日常な雰囲気を味わいに通ってくださるお客様が多いそうだ。
オーナーの佐藤氏は、現在はカフェの他にお土産店や北海道の商品を販売するお店を複数経営するなど、地域に根差した事業も手掛けている。
これから始められる方には、苦労は買ってでもしろ、という言葉のとおり、楽をして決して良いことはないということと、逆境があってこそ経営を強くするので、ハングリーな気持ちを持ち、リスクを背負って覚悟を持つことも大切だと語る。信念さえもてばなんとかなるので、すぐに諦めずにがんばってほしい。事業計画をしっかり作って、金融機関と良いお付き合いを続けてほしいと、エールを贈る。

その他のカフェの先輩経営者

川手秀義

お客さまへの感謝の気持ちを忘れずに。店格・品格・価格、「格」が付くことを大切に。

川手秀義洋菓子サンマルク(1981年8月創業)

四季折々の変化に富み、豊かな自然に包まれた世羅台地に創業して40年。もともとは父親がはじめたパン屋だったが、自分が後を継いだときに…続きを読む

田村 信之

お客様に喜んで頂けているか、満足して頂けているか 常にお客様目線

田村 信之カフェ(創業1972年 )

神田神保町で石釜bakebread 茶房 TAMTAMを経営している田村氏。 もともとの創業は1972年、母親が神保町でコーヒ…続きを読む

安部利昭

コーヒー文化と正しい情報・知識を発信し広めていきたい

安部利昭カフェ(平成3年開業)

元々、百貨店の営業職を約35年間勤めあげた。その後、開業を目指した時期、日本には正しいコーヒーの情報と知識が少なく、コーヒーはイ…続きを読む

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