先輩経営者からのメッセージ

愛知の先輩経営者

松本康広

ごはんが美味しいCafe

代表松本康広 カフェ(創業2012年6月 )

子供の頃から料理を食べるのも作るのも大好きで、高校生の時に飲食店でアルバイトを経験し、飲食業の魅力を知った。その後もアルバイトを続け、20歳の時に、30歳で独立しようと決意。当時はカフェブームで、カフェがやりたいと思ったとの事。ただ、社会の仕組みや、お金の流れを知ろうと、まずは会社に勤めた。予定通り、30歳で独立。親の援助もあり、借り入れゼロで、お店を持つことができた。今も親には感謝を忘れないそうだ。

一番悩んだのは物件。2年ほど探したそうだ。あらゆるつてをたどって情報を集め、自ら足を運んでチェックしたが、なかなか希望する物件が見つからなかった。妥協をせずに2年間探し続けたある時、たまたま地元の駅前の不動産屋さんに顔を出したところ、今の場所に出会えたとの事。
オーナー自身、ずっと調理をやってきたので、とにかく美味しいごはんが出せるカフェにしたかったとの事。当時のカフェはオシャレな空間ではあったが、料理はイマイチだったり、量も少なかったり、というお店が多く、まずは食事で満足できるカフェにしたかったそうだ。

店名の由来は、たまたまオーナー自身のブログのハンドルネームがくじらだったので、そのまま使ったとの事。ちょっと珍しい店名で覚えやすいし、親しみがあるし、キャラクターも作りやすいという事で決断されたそうだ。

一番人気はオムライス。小原村の卵を使った、ふわとろオムライスが大人気。
オープンから5年、周りの環境(競合店が増えた)は以前より厳しくなったが、常連さんが確実に増えている実感はあるとの事。もちろん、コーヒーにもこだわり、生産段階から品質管理がしっかりしている、スペシャルティ珈琲を、オーダーを受けてから一杯ずつ丁寧に入れている。
ここまで続けてこられたのは、お客様に真摯に向き合ってきたことではないかとオーナーは語る。とにかく常連さんの存在が大きい。顧客リストの収集と定期的フォロー、プラスSNSの活用で、定期的に来てくださる方が確実に増えたそうだ。

お店のモットーは「おいしい」ものを「おいしく」飲み食べしていただく事。

これから始める方へ、「迷っているならやめた方がいい。サラリーマンでいた方がいいと思う。ただし、苦しい先に大きな喜びがあることはまちがいない仕事なので、心が決まっているなら、全力で前に進んでほしい。」とエールを贈る。

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