先代である父親が32年前に創業し、現在2代目である浜辺嘉一氏がお店を切り盛りして5年目になる。
父親のお店を8年手伝った後、関西や兵庫で修業を積み、再び東川に戻りお店を手伝っていたところ、先代が病で入院し、急きょ引き継ぐことになったそうだ。
ラーメンはずっと作っていたとはいえ、突然継ぐことになり、経営は初めての上、引き継ぎもなく経営しなければならなくなったため、税理士さんに相談しながら暇があれば勉強をし続けた。居酒屋などと違ってメニューは時価ではないので、野菜の値段が高騰しても価格は変えられないため、メニューによっては出れば出るほど赤字になる時期があるなど、人件費や材料費などを予測しながら計画していくことには苦労したそうだ。
経営者としては、人への感謝を一番大事にしている。お客様への感謝はもちろん、従業員がいなければ何もできないので、誰が偉いではなく、そのポジションポジションがどれも大切なので、チームワークが大事だと語る。これから始められる方には、飲食店は一度に大きな額が入ってくるものではなく、コツコツ貯めていくことが大切なので、思いがけず入ってくるお金はないけれど、思いがけず出ていくお金はあることを頭において、油断せず蓄えることも大切だと、エールを贈る。